蕎麦打ち、3人前


随分前だったと思う。
健康診断に行ったとき、雑誌を読んでいたら、ある記事を見つけた。
「まずは始めてみよう。簡単手打ちそば」

蕎麦打ち・・ときくと、なんだか道具をそろえるのが、大変そう。
蕎麦を食べるのは、好きだったのだが、そう思って手を出さずにいた。

蕎麦を打つ時に必要な道具は、こね鉢、のし板、のし棒、こま板、包丁だ。

こね鉢・・大き目のステンレスのボール
のし板・・45p×60pの合板
のし棒・・水道管用の塩ビのパイプ
駒板 ・・お菓子の入っている四角い缶の蓋
包丁 ・・普通の包丁
家にないのは、のし板と、のし棒だ。

早速ホームセンターに買いに行った。
シナ合板   45p×60p
塩ビのパイプ 直径43o 長さ1m これは、半分に切って使う。
これで1000円はかからなかったと思う。

もちろんそば粉300gと打ち粉も買ってくる。
雑誌で紹介されていた本は、図書館に借りに行った。

のし板を縦に置いて、こねたそば粉の塊を、手前に巾20pくらいでのばす。
のばし終わった部分は、半分に切ったもう一つののし棒で巻いていく。

曲がりなりにも、なんとか食べられる蕎麦が、できてしまったのだ。

あとは、ちょっとずつの、改善だ。
ネットで情報を集めていると、いいサイトを見つけた。
「かないまる そば」で検索してほしい。
初心者用の少量のそば粉での打ち方を、どんな本よりも細かく書いてある。
そばつゆのレシピは、今でも使っている。

慣れてくると欲しくなるのが、包丁と、こま板。
1回の量を増やすのであれば、こね鉢も欲しくなる。
徐々に揃えて行けばいい。
のし板と、のし棒は今でもそのまま使っている。
この道具だと、狭いところでうてるも、メリットだ。

蕎麦を打つと、できた蕎麦を食べなければならない。
毎週のように打つと、たべてくれる人を探すのが面倒になってくる。
粉300g水150g 打ちあがり450g 3人前強の蕎麦は、2人だとちょうどいい。

食べたいときにちょっと打って、さっと食べる。
美味しいよ。




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